概要
デバイス診断ツールは、決められた判定基準に従ってハードウェアの機能をテストし、次のようなテスト結果を返します。
- Pass(合格):判定基準を満たした場合。
- Fail(不合格):判定基準を満たさなかった場合。
- Information(情報):合否を判定するテストではない場合に返される関連情報。
テスト | ユーザーの介入が必要 | 必要な操作/返される情報 | 合否の判定基準 |
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Scanner(スキャナー) | はい | バーコードをスキャンします。 | バーコードが正しくスキャンされた場合に合格と判定します。 |
Button(ボタン) | はい | 次のボタンを押します。 - Scan trigger(スキャンの開始)(左または右) - Push-to-talk(通話) - Volume up(音量大) - Volume down(音量小) |
各ボタンを押したことが検出された場合に合格と判定します。 |
Touch Screen(タッチスクリーン) | はい | 画面のそれぞれの区画にタッチします。 | それぞれの区画にタッチしたことが検出された場合に合格と判定します。 |
Bluetooth | いいえ | 返される情報: - Name(名前) - Radio power cycle(電源の入/切の結果) - Functional/Non-functional(機能状態) - Connectable/Discoverable(検出可能/接続可能) |
Bluetooth通信機の電源を入れたり切ったりでき、関連情報が返された場合に合格と判定します。 |
WLAN | いいえ | 返される情報: -MAC address(MACアドレス) - Network test(ネットワークテスト結果) - Signal strength(信号強度)(i) - IP address(IPアドレス)(i) -BSSID(i) - Speed(通信速度)(i) |
ネットワークテストに成功した場合に合格と判定します。 |
WWAN | いいえ | 返される情報: - Sim state(SIMカードの状態) - Voice state(音声通信の状態) - Data state(データ通信の状態) - WAN type(WANの種類)(i) - Signal strength(信号強度)(i) -Phone number(電話番号)(i) -Device ID (デバイスID)(i) |
SIMカードが存在する場合に合格と判定します。WANに接続しないデバイスでは自動的に合格になります。 |
Battery(バッテリー) | いいえ | 返される情報: - 部品番号(Part number) - Serial number(シリアル番号) - Manufacture date(製造日) - Battery Health(バッテリーの状態) - Voltage(電圧)(i) - Current(電流)(i) - Temperature(温度)(i) - Level(残量)(i) - Current Capacity(放電容量)(i) |
バッテリーの状態が良好で、関連情報が返された場合に合格と判定します。 注:放電容量が返されるのは、PowerPrecision+バッテリーを装着している場合だけです。 |
Audio(オーディオ) | はい | 録音して再生します。 | ユーザーが手動で操作する必要があります。ユーザーが手動で録音してから、そのファイルを再生します。合格/不合格はユーザーが判断します。テストするときは、必ずデバイスのスピーカーを使用してください。ヘッドフォンは使用しないでください。静かな場所でテストを実施し、再生するときはデバイスの音量を最大に設定してください。 注:このテストは、マイクの付いていないデバイス(MC18など)では行えません。 |
SD Card(SDカード) | いいえ | 返される情報: - SD Card presence(SDカードの有無) - Read(読み取りの可否) - Write(書き込みの可否) - Total space(総容量)(i) - Free space(空き容量)(i) |
外部SDカードが装着され、読み取りと書き込みの両方が可能な場合に合格と判定します。SDカードが装着されておらず、読み取りと書き込みのいずれかが不可な場合は、警告が表示されます。 |
赤で書かれている情報は、機微情報です。実際の値は表示されません。代わりに「valid」(有効)または「invalid」(無効)と表示されます。前者は、正しいフォーマットの値が返されたことを、後者は、Nullや空の値が返されたか、フォーマットが間違っている(MACアドレスの場合のみ)ことを示します。
(i)configuration.xml
ファイルでshow_extra_dataを「true」に設定しているときだけ表示される、追加の情報です。
各テストの設定について詳しくは、「テストの設定」セクションを参照してください。