概要
ドキュメント キャプチャには、ドキュメントまたはフォームをスキャンし、定義されたテンプレートに基づいてその印刷マテリアルから特定のデータを取得する機能があります。これは、DataWedge の NextGen SimulScan の一部です。このサンプルは、アンカー バーコードを使用してドキュメント キャプチャで、スキャンしたバーコードに基づいて、ドキュメントまたはフォームから住所と署名を読み取る方法を示しています。住所と署名は別々の画像としてキャプチャされます。これは、配達業務の配達証明などに便利です。
このサンプルでは、次の処理を行います。
- DataWedge インテントをリッスンするブロードキャスト レシーバを登録します。
- DataWedge プロファイル「DocumentCaptureProfile」を作成します (存在しない場合)。結果をブロードキャスト レシーバから取得します。プロファイルが存在しない場合は、次の NextGen SimulScan 構成で作成します。
- スキャン モードを [ドキュメント キャプチャ] に設定します。
- インテント出力アクション、カテゴリ、配信メカニズム (ブロードキャスト) を設定します。
- コンテンツ プロバイダを有効にします。
- このサンプル アプリケーションをプロファイルに関連付けます。
- スキャン時には、「SignatureAndAddressSeparately.xml」テンプレートの指定に基づいて、住所フィールドと署名フィールドがドキュメント「AnchorBarcodeTemplate.pdf」から別々の画像としてキャプチャされます。画像の出力の高さと幅は調整されています。
- キャプチャしたデータ (住所と署名) が別々の画像として表示されます。
このサンプル アプリケーションは、DataWedge インテント API の使用方法のデモのための教育目的専用です。
要件
- DataWedge 8.0 for NextGen SimulScan のサポート
- TC21 および TC26 などの Zebra Professional シリーズのデバイスでは、NextGen SimulScan には Mobility DNA Enterprise ライセンスが必要です
- サンプル アプリに付属している NextGen SimulScan テンプレート「SignatureAndAddressSeparately.xml」
- スキャンに使用するサンプル アプリに付属しているサンプル ドキュメント「AnchorBarcodeTemplate.pdf」
使用している API
| DataWedge API | アプリの機能 |
|---|---|
| プロファイルの作成 | ドキュメント キャプチャの固有のパラメータを指定してプロファイルを作成します (上記のステップ 2 を参照)。 |
| プロファイルの作成 | プロファイルの作成に失敗した場合は、プロファイルを削除します。 |
| プロファイル リストの取得 | デバイス上の DataWedge プロファイルのリストを取得して、プロファイルが存在するかどうかを確認します。 |
| 構成の設定 | 指定された適切な構成を設定します。 |
| ソフト スキャン トリガ | ソフトウェア スキャン トリガを開始/停止または切り替えます。 |
このサンプルの使用
- サンプル アプリをダウンロードしてビルドします。
- サンプル アプリをデバイスにコピーしてインストールします。
- 手順に従って、テンプレート「SignatureAndAddressSeparately.xml」をデバイスにインポートします。
- サンプル アプリを起動します。
- 存在していなければ、DataWedge プロファイル「DocumentCaptureProfile」が作成されます。
- プロファイルの作成に失敗すると、プロファイルは削除されます。[プロファイルの再作成] をタップして、プロファイルを再度作成します。
[スキャンの開始/停止] をタップして、スキャンを開始します。
ドキュメント「AnchorBarcodeTemplate.pdf」をスキャンします。完了すると、デコードされたデータがブロードキャスト レシーバに受信され、インテント出力 (この場合はブロードキャスト インテント) で指定されたアクションに基づいて処理されます。データ処理が完了したことを示すメッセージが表示されます。
サンプル テンプレートに基づいて、住所と署名がキャプチャされて、別々の画像として表示されます。
[スキャン データのクリア] をタップして、表示されたデータをクリアします。
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