概要
エンタープライズ キーボード構成を使用すると、標準 (デフォルト) レイアウトであるかカスタム レイアウトであるかを問わず、DataWedge プロファイル内の関連付けられたアプリで IME (入力方式エディタ) としてエンタープライズ キーボードを使用できます。これにより、アプリを変更することなくさまざまなキーボード レイアウトを使用できるようになり、ユーザー入力用のオンスクリーン キーボードとしてエンタープライズ キーボードが自動的にアクティブになります。エンタープライズ キーボードのカスタム レイアウト (.encrypted
ファイル) は、エンタープライズ キーボード デザイナを使用して作成および構成できます。
要件:
- DataWedge v7.4.44 以降。
- Enterprise Keyboard v3.2 以降。Android 7.x Nougat 以降を搭載した Zebra デバイスには、Enterprise Keyboard v1.7 以降がプリインストールされています。Android 6.x Marshmallow 以前の Zebra デバイスの場合は、LifeGuard のあらゆる更新版に Enterprise Keyboard v1.7 以降が含まれています。
- デバイスの Android の [設定] で、エンタープライズ キーボードをデフォルト IME として設定する必要があります。
- エンタープライズ キーボードのレイアウト定義ファイル (
.encrypted
) は、デバイスのディレクトリ/enterprise/device/settings/ekb/config
に配置されます。
図 1.エンタープライズ キーボード - 標準 (デフォルト) レイアウト
エンタープライズ キーボード構成には、DataWedge のプロファイル画面からアクセスできます。
エンタープライズ キーボード構成オプションは、以下のとおりです。
- エンタープライズ キーボードの有効化/無効化
- キーボード レイアウトの選択
エンタープライズ キーボード構成は無効になっており、以下のいずれかの条件が成立する場合は構成できません。
- デバイスの Android で、エンタープライズ キーボードがデフォルト IME ではない。
.encrypted
ファイルが/enterprise/device/settings/ekb/config
ディレクトリで見つからない。- デバイスのエンタープライズ キーボードのバージョンが 3.2 より前であり、カスタム レイアウトがサポートされていない。
図 4.エンタープライズ キーボードが無効の状態
有効化/無効化
DataWedge プロファイルで使用するエンタープライズ キーボードを有効/無効にします。有効にすると、プロファイルまたはアクティビティの切り替え/変更中に関連アプリがフォアグラウンドになったときに、そのアプリ内でエンタープライズ キーボードの選択したレイアウトが自動的に表示されます。無効にすると、関連付アプリ内でエンタープライズ キーボードは表示されません。
レイアウトの選択
キーボードのレイアウトを選択します。使用可能なレイアウトは、デバイスのフォルダ /enterprise/device/settings/ekb/config
にあるカスタム生成された .encrypted
ファイル (EKBCustomLayouts.encrypted など) から入力されます。このファイルが存在しない場合、エンタープライズ キーボード構成は無効になり、構成できません。レイアウトのグループ名は、.encrypted
ファイル名に基づきます。詳細については、「エンタープライズ キーボード」を参照してください。
構成
プログラムによるエンター プライズ キーボード構成の設定および構成の取得については、以下を参照してください。
関連ガイド: