概要
NextGen (NG) SimulScan の一部であるドキュメント キャプチャは、バーコードをスキャンしたりドキュメントの一部あるいは全体を画像としてキャプチャしたりして、ドキュメント、フォーム、ラベルからデータを取得するデータ キャプチャ ソリューションです。 テンプレートを使用して、アプリケーションで使用されるデータを取得および処理します。
要件
- ドキュメント キャプチャがサポートされているデバイスについては、「機能マトリックス」を参照してください。
- カメラまたはサポート 2D イメージャ
- NG SimulScan にアクセスするように設定されている DataWedge v8.0.37 以降
- NG SimulScan のドキュメント キャプチャ機能に必要な Mobility DNA ライセンスがあるデバイス
ドキュメント キャプチャ
ドキュメント キャプチャを使用するための手順をまとめると、次のようになります。
- 取得するデータを特定するためのテンプレートを生成します。
- テンプレートをデバイスに展開して、DataWedge で使用できるようにします。
- DataWedge プロファイルを作成して、データを受信するアプリケーションに関連付けます。
- [ドキュメント キャプチャ] 設定を使用してプロファイルを構成します。
- コンテンツ プロバイダを使用して、データを取得、処理、出力します。
これらの手順の詳細について、次のサブセクションで説明します。
1.テンプレートを生成する
テンプレートはドキュメント キャプチャの重要なコンポーネントであり、取得および処理するデータを特定してアプリケーションで使用できるようにします。各テンプレートは、出荷ラベルや製造ラベルなどのターゲット ドキュメントに関連付けられています。テンプレートでは、取得するデータのフォーム領域 (フォーム全体のすべてのデータを取り囲む) とフィールド領域 (バーコード、テキスト、画像などの特定の領域) を指定します。
ドキュメント キャプチャ/NextGen SimulScan テンプレートの作成については、最寄りの Zebra 販売代理店にお問い合わせください。
2.テンプレートをデバイスに展開する
テンプレートを作成したら、DataWedge で使用できるようにテンプレートをデバイスに展開します。DataWedge Mgr CSP を使用する StageNow でスキャンするバーコードを生成して、デバイスにテンプレートを展開します。StageNow で .xml ファイルを作成して、EMM (Enterprise Mobile Management) システムからテンプレートを展開することもできます。
詳細な手順については、『NextGen SimulScan テンプレートのインポート』を参照してください。
3.DataWedge プロファイルを作成する
手順に従って DataWedge プロファイルを作成し、取得したデータを受信しているアプリケーションに関連付けます。
4.プロファイルを構成する
次のようにして、ドキュメント キャプチャの DataWedge プロファイルを構成します。
- [NG SimulScan 構成] で、[スキャン モード] をドキュメント キャプチャに設定します。
- [ドキュメント選択] でインポートしたテンプレートを選択します。ステップ 2 からのテンプレートの展開後に、選択した内容が入力されます。
5.コンテンツ プロバイダの使用
ドキュメント キャプチャからデータを取得、処理、出力するには、DataWedge のコンテンツ プロバイダを使用する必要があります。DataWedge プロファイル内の [インテント出力] で、[コンテンツ プロバイダ使用] オプションを有効にします。『「コンテンツ プロバイダの使用」プログラマ ガイド』に従って、アプリケーションに出力できるように、取得したデータを取得して処理します。
関連ガイド: