概要
Zebra Professional シリーズ デバイスの場合、特定の DataWedge 機能を使用するには、Mobility DNA (MDNA) Enterprise ライセンスを購入する必要があります。MDNA ライセンスが必要な DataWedge の機能には、マルチバーコードと、NextGen SimulScan に含まれているドキュメント キャプチャがあります。このセクションでは、ライセンスされている Zebra Professional デバイスとライセンスされていない Zebra Professional デバイスでの DataWedge の動作について説明します。
ライセンスされているデバイス
MDNA ライセンスのある Zebra Professional デバイスでは、マルチバーコードまたは NextGen SimulScan が有効になっているアプリケーションで問題が発生しません。マルチバーコードおよび NextGen SimulScan の機能は、予期したとおりに動作し続けます。
ライセンスされていないデバイス
ライセンスされていない Zebra Professional デバイスの場合、マルチバーコードまたは NextGen SimulScan が有効になっているアプリケーション (プロファイル構成またはインテント API を使用) では、1 つのバーコードのみをスキャンできます。SWITCH_SCANNER_PARAMS と SET_CONFIG API の使用に影響があります。詳細については、以降のサブセクションを参照してください。
有効な MDNA Enterprise ライセンスがないと、DataWedge から [NG SimulScan 設定の構成] にアクセスできません。そのような場合は、次のアラートが表示されます。
Zebra Professional デバイスではライセンスが必要
スキャナ パラメータの切り替え API の使用
ライセンスされていない Zebra Professional デバイスでは、アプリが SWITCH_SCANNER_PARAMS API を使用して、実行時に「スキャン モード」をマルチバーコードまたは NextGen SimulScan に変更した場合、エラーコード UNLICENSED_FEATURE が返されます。マルチバーコードまたは NextGen SimulScan の機能をサポートするには、MDNA Enterprise ライセンスを購入する必要があります。それ以外の場合は、1 つのバーコード スキャンのみがサポートされます。
詳細については、「MDNA ライセンス」を参照してください。
構成の設定 API の使用
ライセンスされていない Zebra Professional デバイスでは、アプリが SET_CONFIG API を使用してプロファイル内の「スキャン モード」をマルチバーコードまたは NextGen SimulScan に変更した場合、エラーコード UNLICENSED_FEATURE が返されます。マルチバーコードまたは NextGen SimulScan の機能をサポートするには、MDNA Enterprise ライセンスを購入する必要があります。それ以外の場合は、プロファイル内の「スキャン モード」が「シングル」に設定されます。
詳細については、「MDNA ライセンス」を参照してください。
期限切れのライセンス
Zebra Professional デバイスで、マルチバーコードまたは NextGen SimulScan の使用中に MDNA Enterprise ライセンスの期限が切れた場合、「スキャン モード」は自動的に「シングル」に切り替わります。DataWedge UI での NextGen SimulScan セクションへのアクセスができなくなり、「スキャン モード」は「シングル」に設定されます。
有効な MDNA Enterprise ライセンスを再適用すると、「スキャン モード」がマルチバーコードまたは NextGen SimulScan に復元され、それに応じて DataWedge UI が更新されます。これは自動的に行われるため、構成を手動で変更する必要はなく、機能を復元するために API 呼び出しを行う必要もありません。
注: ライセンスが期限切れになった後、プロファイル構成で「スキャン モード」パラメータを手動で「シングル」または「UDI」に変更した場合は、有効な MDNA ライセンスを再適用しても、スキャン モードは、以前の「マルチバーコード」や「SimulScan」の構成には戻りません。
DataWedge 構成のインポート
マルチバーコードまたは NextGen SimulScan が有効になっている DataWedge プロファイルを、Zebra Enterprise シリーズ デバイスから有効な MDNA Enterprise ライセンスがない Zebra Professional シリーズ デバイスにインポートした場合、動作は以下のようになります。
- 「スキャン モード」が「シングル」バーコード モードに切り替わります。DataWedge UI では、インポートしたプロファイルが「マルチバーコード」または「SimulScan」を使用していた場合でも、「スキャン モード」は「シングル」に設定されます。有効な MDNA エンタープライズ ライセンスを適用すると、「スキャン モード」が自動的に「マルチバーコード」または「NextGen SimulScan」に切り替わります。DataWedge UI にも、Zebra Enterprise デバイスで使用されているのと同じスキャン モードが反映されます。
- DataWedge v8.2 以降では、ライセンスが必要な機能の使用が検出され、ライセンスされていないパラメータがインポート レポートに表示されます。DataWedge v8.1 以前では、ライセンスされた機能を使用しているプロファイルがある場合、インポート プロセス中にエラー メッセージは表示されません。
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