概要
Data Capture Plus (以前の「データ キャプチャ パネル」) では、デバイスの画面の領域をスキャン トリガとして指定できます。このような画面領域をタップすると、DataWedge は、スキャナ ボタンを押した場合や、その他のハードウェア トリガが発生した場合と同じように応答します。DCP は、デフォルトで無効になっています。
DataWedge プロファイル構成画面により、アプリ ユーザーは、特定のプロファイルがロードされた後に、画面上の DCP の外観を構成できます。DCP を有効にするオプションを選択した場合は、この後に示す 5 つのパラメータが優先選択画面に表示され、必要に応じて DCP を構成できます。バーコード入力を有効にする必要があります。
注:
- アクティブ プロファイルでスキャナが無効になっている場合、DCP は表示されません。
- Android 10 以降では、設定アプリを起動すると、DCP アイコンが非表示になります。これは、設定アプリにより、他のアプリが設定アプリの手前に表示されなくなる Android の既知の動作です。
- プロファイルが複数のスキャナ用に構成されている場合、DCP ボタンは、1 つの有効なスキャナでのみ機能します。
スキャン トリガを設定するための Data Capture Plus オプション
ボタンをドッキング
フローティング DCP ボタンの初期ドッキング位置を設定します。実行時にユーザーが行った変更は、アクティブ プロファイルに保存されます。
ドッキング オプション:
- 右のみ
- 左のみ
- 右または左
最小化モードで表示された Data Capture Plus
開始
DCP の起動モードを設定します。ボタン モードは、ボタン モードと全画面モードを切り替えることができる唯一のオプションです。最初はフローティング ボタンとして表示されますが、ボタンを画面の一番下にドラッグすると、全画面表示に変更できます。全画面表示になっても、下にスワイプすると、フローティング ボタンに戻すことができます。プロファイルでは、起動状態は変更されません。ボタン モードまたはボタンのみモードでは、選択したドッキング オプションに基づく側の任意の位置にフローティング ボタンをドラッグして配置できます。
開始オプション:
- ボタン モード
- 全画面モード
- ボタンのみモード
全画面モードで表示された Data Capture Plus
ボタン最高位置
画面全体の高さに対する割合で表現されたボタン位置の上限を設定します。たとえば、縦 4 インチの画面で 75 (%) に設定すると、DCP ボタンの上端が画面上端から 1 インチ未満になることはありません。
ボタン最低位置
画面全体の高さに対する割合で表現されたボタン位置の下限を設定します。たとえば、縦 4 インチの画面で 25 (%) に設定すると、DCP ボタンの下端が画面下端から 1 インチ未満になることはありません。
ドラッグ検出時間
画面をタップした後に DCP が待機する時間 (ミリ秒) であり、この時間の経過後にスキャナ アクションがトリガされます。これにより、DCP ボタンを新しい場所にドラッグするときに、誤ったトリガを防ぐことができます。
注: カメラをスキャナとして使用しているときに、DCP をすばやくタッチして離すと、ビュー ファインダが起動することがあります。終了するには、戻るボタンを押します。
注: ボタンとして起動するように構成されている場合、実行時にドラッグして DCP モードを変更できますが、プロファイルで起動状態は変更されません。ただし、実行時に行った、デバイスの画面の上下位置とドッキング側に対する変更は、アクティブ プロファイルに保存されます。
DCP によるスキャン
DCP でバーコードをスキャンするには:
1.DCP が有効な状態で、DCP 用に指定された画面領域をタップして長押しします。タップして長押ししている間に、スキャン ビーム (またはカメラのビュー ファインダ) がアクティブになります。
2.スキャンするバーコードにスキャン ビームまたはカメラのレチクルの狙いを定めます。DCP では、現在のプロファイルのバーコード入力プラグインで構成した優先選択が使用されます。
3.指を離してスキャンを停止するか、カメラのビュー ファインダを閉じます。
注: カメラをスキャナとして使用しているときに、DCP コントロールをすばやくタッチして離すと、ビュー ファインダが起動することがあります。終了するには、戻るボタンを押します。
構成
プログラムによる DCP の構成および構成の取得については、以下を参照してください。
関連ガイド: