使用上の注意と動作

DataWedge 15.0

概要

このセクションでは、DataWedge の使用方法と、特定の状況におけるその動作について説明します。


使用上の注意

デバイスの機能

  1. デバイスがサスペンドすると、すべてのリソースが解放されるのに数ミリ秒かかります。DataWedge は、「画面 OFF」通知を受信すると、リソースを解放します。デバイスがサスペンドしていても、この通知が受信されるまで、DataWedge は短時間機能 (スキャンなど) を続行します。
  2. デバイスのリブート後、DataWedge は、LOCKED_BOOT_COMPLETED インテントを受信した後で起動します。LOCKED_BOOT_COMPLETED インテントの前に DataWedge インテント API を呼び出すと、DataWedge がまだ起動されていないため、予期しない動作が発生するおそれがあります。LOCKED_BOOT_COMPLETED インテントを受信した直後に DataWedge Intent API を呼び出した場合も、DataWedge がまだ初期化プロセス中の可能性があるため、予期しない動作が発生するおそれがあります。DataWedge Intent API を呼び出す前に、LOCKED_BOOT_COMPLETED インテントを受信してから数秒間、待つことを推奨します。
  3. デバイス リブート後のスキャンの遅延。DataWedge は、デバイスのリブート後、初期化のために短い時間を必要とします。これはスキャン サブシステムの初期化からの応答が受信されるのを待つためですが、これが原因で、この時間枠内に、DataWedge によってスキャンが非アクティブになることがあります。
  4. デバイスのメモリが不足していると、DataWedge が正しく機能しないことがあります。このような場合は、メモリ不足の原因を調査し、適切な処置を講じることをお勧めします。たとえば、アプリケーションがメモリ リークの原因であることがわかった場合は、アンインストールするか、メモリ リークを修正する必要があります。
  5. カメラのスキャンが有効になっていると、スキャン中にフラッシュなどのカメラ関連機能が機能しない場合があります。
  6. DataWedge のアプリ情報から「ストレージのクリア」および「キャッシュのクリア」機能を実行すると、予期しない動作が発生する可能性があります。代わりに、DataWedge 設定の「復元」オプションを使用して、DataWedge を工場出荷時のデフォルト構成にリセットすることをお勧めします。

互換性とサポート

  1. Android 10 および 11 のデバイスでは、DataWedge は Android ワーク プロファイルではサポートされていません。この制限は、Android ワーク プロファイルを使用する個人所有のデバイスと、複合用途の会社所有デバイス (旧称 Corporate-Owned, Personally Enabled (COPE) デバイス) に適用されます。
  2. DataWedge は、Ephemeral ユーザーにはサポートされていません。
  3. Android 13 以降では、DataWedge プロファイルに関連付けられたアプリを起動した後に最近使用したアプリの画面を開くと、最近使用したアプリの画面で DataWedge プロファイルがアクティブのままになります。これは、Android の旧バージョンには該当しません。
  4. Android 13 以降を実行しているデバイスの場合、DataWedge は Android ワーク プロファイルに対応しています。これは、個人所有のデバイスと、複合用途の会社所有デバイス (旧称 Corporate-Owned, Personally Enabled (COPE) デバイス) の両方に適用されます。

アプリケーション

  1. DataWedge で別のアプリケーションの上部に Data Capture Plus のアイコンが表示されると、Android は、通知領域にサイレント通知を表示します。ユーザーは、この通知をタップし、[他のアプリで表示を許可] のオプションを無効にすることにより、Data Capture Plus のアイコンを非表示にできます。DataWedge で Data Capture Plus が有効にされていても、ユーザーがこのオプションを無効にすれば、画面には表示されません。
  2. DataWedge と DWDemo の両方が起動されている場合、Android で [最近使用したアプリ] 画面には最後に開いたアプリのみが表示されます。たとえば、DataWedge を最初に起動してから DWDemo を起動すると、[最近使用したアプリ] 画面には DWDemo のみが表示されます。

キーボードとディスプレイの設定

  1. ZebraCommonIME とも呼ばれる DataWedge が、デバイスの仮想キーボード設定からキーボードまたは IME (入力メソッド エディタ) として選択されている場合、グラフィカル キーボードは表示されません。DataWedge (ZebraCommonIME) キーボードは、DataWedge でキーストローク データを出力する際にのみ使用されます。デフォルトの IME として選択しないでください。選択すると予期しない動作が発生する可能性があります。
  2. デバイスのフォント サイズまたは表示サイズを大きくすると、DataWedge のテキストの一部が正しく表示されないことがあります。最適なユーザー エクスペリエンスを得るために、Zebra ではデバイスにデフォルトのフォントと表示サイズを設定することをお勧めします。

ロギング

スキャナのステータスが変更されたとき、およびインテントが DataWedge のインテント出力からインテント アクションにブロードキャストされたときに、Android logcat に次のログ メッセージが表示されます。このログ メッセージは意図的なものであり、機能には影響しません。

Sending non-protected broadcast com.symbol.datawedge.api.NOTIFICATION_ACTION from system <pid>:com.zebra.zvahelper/<id> pkg com.zebra.zvahelper Sending non-protected broadcast <Intent Output Action> from system <pid>:com.zebra.zvahelper/<id> pkg com.zebra.zvahelper

マルチユーザー サポート

DataWedge は、1 台のデバイスで複数の Android ユーザー アカウントの使用をサポートし、データ プライバシーを維持するためにユーザー プロファイルの分離を可能にします。

特徴と機能:

  • DataWedge が有効になっている場合、その機能はアクティブなユーザーにのみ適用される - 各ユーザーは、個別の DataWedge プロセスを実行します。DataWedge の使用方法と機能は、アクティブなユーザーにのみ適用されます。
  • DataWedge プロファイルの変更は、1 人のユーザーにのみ影響します - ユーザーによる DataWedge の構成またはプロファイルの変更 (DataWedge UI またはプロファイルのインポートによる) は、その特定のユーザーにのみ適用され、他のユーザーには影響しません。
  • カメラ スキャン機能は、プライマリ (admin) ユーザー専用です - セカンダリ (非プライマリ) ユーザーは、カメラ スキャンを使用できません。
  • Bluetooth スキャナは、プライマリ ユーザーとその他のユーザーの間で切り替えると切断される - これは、Bluetooth スキャナを有効にしているプロファイルに該当します。プライマリ ユーザーがアクティブな場合、Bluetooth スキャナも有効にするアクティブ プロファイルを持つ別のユーザーに切り替えると、Bluetooth スキャナは切断され、そのデバイスに自動的に再接続されることはありません。非プライマリ ユーザーは、Zebra Bluetooth スキャナがデバイスに接続されていることが示されている場合でも、Bluetooth スキャナのリセット ボタンを押して再接続する必要があります。
  • 外部 SD カード アクセスなし - 複数の Android ユーザー アカウントが存在する場合、ユーザーは外部 SD カードにアクセスできません。このため、DataWedge の構成データベース ファイルを SD カードからエクスポートすることもインポートすることもできません。
  • フォルダ アクセスの制限 - 各ユーザー プロファイルは、異なるユーザーからアクセスできない独自のフォルダ構造になっています。そのため、ユーザーは別のユーザーのエクスポートされた DataWedge 構成データベースにアクセスできず、ユーザー間で構成をインポート/エクスポートすることはできません。
  • デバイスのリブートに続いてユーザーを切り替えた後に、「DataWedge の準備ができていません」というメッセージが表示される - リブート後に初めてプライマリ ユーザーからセカンダリ ユーザーに切り替えたときに、DataWedge または DWDemo を開こうとした後で、「DataWedge の準備ができていません」というメッセージが表示されることがあります。DataWedge は、BOOT_COMPLETED インテントが受信されるまで起動しないため、遅延が発生するおそれがあります。
  • 複数のスキャナ - 複数の Android ユーザー アカウントによって複数のスキャナを使用すると、予期しない動作が発生するおそれがあります。
  • ET40/ET45、TC15、および TN28 デバイスでは、バーコード スキャンはマルチユーザーモードではサポートされていません